サンパウロ南出様より御夫婦のアラグアイア川釣行紀をいただきました。
今回の場所は、サンパウロから北へ約900kmのゴイアス州の州都ゴイアニアから更に700km程北上したところにあります。
宿泊予定のポウサーダには、個人用の小型の飛行機もあるようでしたが、今回は、サンパウロからゴイアニアまでコマーシャル便で向かい、そこからはカローラをチャーターして陸路で現地に入りました。
写真:ポウサーダ
注)城、修道院、貴族の館などを保存、改修。もしくは地方特有の建築様式を生かして建てられた宿泊施設。
この川は、こちらでは、ピララーラやピライーバといった大型のナマズを狙う場所として非常に有名なところで、
こちらの釣具屋さんの友人の「お勧め」でもありました。
ポウサーダ周辺や川では、多くの野生動物を見ることができ、大自然の中の大変すばらしい場所でしたが、
釣果の方はといいますと、残念ながら、狙っていた大型ナマズはキャッチすることが出来ませんでした。。。
写真:クルビナ
写真:ビックーダ
写真:バルバート
写真:カシャラ
写真:パルミート
釣れたのは、写真の通り、大型ナマズ用のエサとして釣った、あるいは、時会い待ちの暇つぶしで釣った、40から50センチまでの小型魚のみ。
まるで、波止場の五目釣りの釣果みたいになってしまいました。。。
大型ナマズを釣るには、増水期でベストシーズン、場所も間違いないはずだったのですが。
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原因を振り返ってみますと、いくつか思い当たる節もありますので、もし今後、釣行を計画される方がいらっしゃれば、
参考にしていただければと思います。
①カワイルカ
何と! エサを川に投入すると間もなく、ナマズの前にカワイルカがエサを食ってしまうケースが頻発、というよりほぼ毎回。
10回やそこらではありません。
カワイルカは賢いので、フックのある場所は食いませんが、エサをくわえたまま、長いと10分ほど人間との引っ張り合いを楽しんで、最後にはパッとエサを離して去っていきます。
エサは20センチから30センチの生魚ですので、くわえるには十分な長さなのだと思います。
カワイルカは、大きいと2メートルはありますので、ファイトは強烈ですが、まったくうれしくありません。
どうも、川の水が少ないとイルカが邪魔をしに沢山出てくるらしいのですが、思い返してみると、増水期のベストシーズンだったはずなのに、川の水は確かに少なめでした。
②場所
帰り道、ポウサーダと空港間を送迎してくれたドライバーに言われました。
実は、大型ナマズを釣るのは、今回、私たちが泊まった宿泊施設周辺では難しく、そこからさらに水路で小一時間ほど川を奥地に遡ったところにある場所が良いとのこと。
このポウサーダが、宿泊施設を2つ持っているのは知っていましたが、そんなに違うのかと、、、
サンパウロに帰ってから、例の釣具屋さんの友人と話したら、その通りとのこと。
ハヤクイッテホシカッタ。
③ガイド
今回のガイドさんが良かったのか悪かったのかは正直わかりませんが、この釣りはガイドがすべて、と言ってもいいほど釣果を左右します。
なぜなら、この釣りでは、釣り人は、ガイドが連れて行ってくれたエリアの、指示されたスポットに、ガイドが付けてくれたエサを投入して、後は待つのみだからです(笑)
本当にいいガイド(=大型ナマズの居場所を知っている人)は、一年以上前から予約が埋まってしまうそうです。
写真:去っていくカワイルカ
昨年のアマゾン釣行時には、わずか3時間程の間に、釣りに出ていたボート6艇のうち3艇で、大型のピララーラが上がりましたので、丸々3日間もナマズを狙い続ける今回は、間違いなく大きいのをキャッチできるだろうと
高をくくっていましたが甘かった。。。
あまり大型ナマズには縁がないような気がしてきましたが、このままでは日本に帰れないので、機会を見つけて
またリベンジ釣行に行きたいと思います。
次回は、10月上旬にトゥクナレアズールとアマレーロを狙ってトゥパシグアラに再釣行。
下旬には、アマゾンのジュマ川エリアに大型のトゥクナレアスーを狙いに行ってきます。
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南出様
奥様
アラグアイア川の釣行紀ありがとうございました。
自然相手のこと、タイミングが合わないとなかなか難しそうな状況ですね。
カワイルカのお話はとても興味深いですね。
リベンジ釣行も是非ご連絡いただければと思います。
まずは10月のトゥパシグアラ釣行記楽しみにしております!
ありがとうございました。