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ルアーショップおおの「NEWS」
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[お客様釣行紀]サンパウロ 南出様御夫妻 ジュラシックレイク釣行記
サンパウロ南出様より御夫婦のアルゼンチン、パタゴニア地方、ジュラシックレイク釣行記をいただきましたのでご紹介させていただきます。

昨年の12月15日から20日の日程(実釣日数3.5日間)で、アルゼンチンのパタゴニア地方にあるジュラシックレイクにレインボートラウトを釣りに行ってきましたので、そのご報告をしたいと思います。

きっかけは一昨年末。
氷河観光でパタゴニアを訪れた際、評判通りの素晴らしい大自然が大変気に入り、また市内の釣り具屋さんを覗いてみたところ釣りが出来るということが分かったため”この環境の中で是非釣りがしてみたい”との思いから今回の釣行を実現させたものです。

ジュラシックレイク(Lago Strobel)は、日本の釣り専門旅行会社からもツアーが出ることもあるので御存知かもしれませんが、ビッグレインボーが狙えることで世界的にも有名な湖。
今回のツアーも、日本人が我々2人、アメリカから3人、地元のアルゼンチンから6人、合計11人の多国籍グループとなりました。

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■参加メンバーの方々

内、ルアーフィッシングで狙うのは我々のみ。
他の皆さんは全員フライフィッシャーマンかつリピーターの方々でした。

ロッジのマネジャー(=南アフリカ人。多国籍です)曰く「ここは、99%のお客さんがフライフィッシャーマン」とのこと。
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■ロッジマネージャー・ガイドさんと。

釣り場も、①湖に突き出た岩場の半島、②湖に注ぐ河川の河口右側、③同じく左側、④川の上流にあるプール
の4箇所に分けられ、半日ごとにローテンションを していくのですが④ではルアーは不可というルールでした。

ガイドは皆フライの手練れですが、本格的なルアーの経験がある人は皆無で、「こりゃ、ヤバいかも!?」と最初思いましたが、今回我々についてくれたガイド(=チリ人。やはり国際色豊かです)は、よく魚の動きと付き場を把握しており、実は我々トラウト釣りは初めてという中で体が吹き飛ばされそうな強風と慣れないバーブレスフック使用でのバラシ連発に悩まされながらも、79cmを筆頭に70cmオーバーを7匹ゲット。

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■南出様:今回最大魚 79㎝


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■奥様:74㎝

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■南出様:74㎝

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■奥様:71㎝

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■奥様:70㎝

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■奥様:70㎝

ルアーで釣れてくるのは60cmクラス以上ばかりという釣果を得ることができました。

最大魚を含めて70cmオーバーの内5匹は河口付近からスプーンを遠投して釣ったもの。
一方実釣の3.5日間で 、この場所のローテンションが回ってきたのは、左右それぞれで1回ずつ。
ガイドからは最大で1メートルを超えるサイズも釣れる可能性があると言われていましたし、もう1回河口付近が回ってくれば、サイズ、数とも伸びた可能性が高いという残念さは多少ありますが、これらのビッグフィッシュ達は、バス的な解釈・説明をさせていただくと、皆お腹に卵を抱えたプリスポーンのビッグママ。

フライでは決して届かない河口沖のブレイク下で、餌を取りながら体力を蓄え、産卵のための遡上タイミングを計っている場所を狙って釣ったもの。
左右それぞれ1回ずつで丁度良かったかもしれない、釣れると分かっている抱卵したメスをあまりいじめてもしょうがない、という気 もしており、まあ、良かったんじゃないかなぁ、と思っています。
(念のため。ローテンションは公正なのでご心配なく。本来、1週間いる前提のツアーのところ、私の仕事の都合もあり、短めに切り上げたので、今回はたまたまこうなってしまっただけのことです。もう1日いればまた順番が回ってくることになっていました。)


また、ロッジのマネジャーとガイドが自分達のフライの道具一式を貸してくれ、④の場所では人生初のフライフィッシングにも挑戦。
風が強くてキャストに苦労しつつも、最大で65cmをキャッチすることが出来ました。
強風の中で、キャストするだけでも悪戦苦闘、何度も自分自身を釣ったのは言うまでもありません(笑)
良い経験でしたが、小さいのも釣れてし まったので、ルアーと違ってサイズは選びにくいのかなぁ、とも感じました。
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■南出様:初フライフィッシュ

この場所への往路は、ロッジ近くまで小型の飛行機で入りましたが、帰りは先述の通り日程を早めに切り上げたので、飛行機の便がなく、陸路で7時間程かけてカラファテ空港まで送ってもらいました。
道すがら、ピューマは見ることが出来ませんでしたが、グアナコ、フラミンゴ、レア、野うさぎ等の野生動物とも度々遭遇し、これはこれで楽しめましたので、これから行かれる方は、敢えて陸路を混ぜるのもありかもしれません。

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■グアナゴ

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■フラミンゴ

ガイドや同行のアメリカ人曰く、アルゼンチンとチリにまたがるパタゴニア地方には、サーモンや大型トラウト(レインボー、ブラウン等)が狙える素晴らしい 場所が他にもいろいろあるそうです。
南米というとアマゾンのイメージが強いですが、鮭マス類もとは。
つくづく、南米は釣り人にとっては天国だなぁ、と感じています。

次回は、2月上旬、再びパタゴニアに舞い戻り、キングサーモンを狙います。

■タックルデータ■
<ロッド> シマノ:ワールドシャウラ2832、2752など
<リール> シマノ:ヴァンキッシュ4000XG、ダイワ:セルテート3012Hなど
<ライン> PE2号にナイロン25lbのリーダー。
一段細い1.5号に20lbの組み合わせも試しましたが、2号の組み合わせで十分距離も出ましたし、魚も釣れたのでこの太さでいいのではないかと思います。
基本岩場ですので根ズレが心配ですし。。。
<ルアー> フィールドハンターディベロップシェルスプーンの22gと18g。
最大魚は22gの黒アワビカラー、セカンドは同じく22gのシルバーベースの蛍光オレンジカラーで釣りました。


南出様、奥様、楽しい釣行記をありがとうございました。
素晴らしい釣果、とにかくダイナミックですね。

ストロベル湖というのが正式名称でしょうか。
釣果のお写真を拝見すると、なるほど”ジュラシック”という通称がしっくりきます。
また、フライフィッシングでのファーストフィッシュもおめでとうございます。

次はキングサーモンとのこと、毎回地図とにらめっこしながら楽しませていただいております。

おおの

by ls-ohno | 2018-01-16 20:19 | 海外で釣る:遠征で釣る
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