5月のゴールデンウイークから2週間がたち、東海地方は初夏を思わせるような暑い気候の日が続いていました。
大会2日前には久しぶりの大雨となり、天気回復とともに前日から前夜に強い北西風が吹き続け、大会当日は肌寒い気候に逆戻り。
前日までのプラクティスと状況が変わり、選手は過去の経験からゲーム戦略を組み直します。
当日の共通課題ルアーはDEPSのブルフラット2インチ。
■課題ルアー
そろそろブルーギルがネストを作り始める季節に合わせ、課題ルアーを設定しました。
ゲーム開始直後から続々とウエイインコールが入ってきます!
大江川本流の札野ワンドではまだプリスポーンの個体がおり、富永選手が1080gの朝イチフィッシュをフリックシェイク4.8"のNSワッキーリグでキャッチ成功!!
ヨット池、牛池からもNSリグ、ネコリグで良型キャッチが続きます。
前日の強風によりアングラーが少なく、溶存酸素も増え、北西風により水のクリアー度が増しました。
フィールドの状態が良くなり、涼しさから徐々に水温も上昇しコンディションが良い。
ヨット池と牛池はつながった同じ水系で今年は例年よりも水量が少ない。
先月に続き、バスはいつも居るファーストブレイクから一段沖側にポジションをとっているようで、大会当日にキャッチした選手は、岸際をずっとやったが反応が無く、沖へ狙いを変えたらすぐに結果が出たというコメントを聞きました。
プレッシャーの高い大江バスは釣り人からも距離を置くためなのか、ファーストブレイクから約3m先の沖が良かった様に思います。
釣り人の気配からは逃げたいが、アフター期で泳ぎ回る体力は無い。
空腹だからアシ際の浅いエリアにいるゴリやエビを食べる食欲もある。
連休中に見飽きたルアー(DSリグやグラムベイトのNSリグ)には反応せず、リングワームシルエットで比重が軽くフォールスピードがゆっくりのリグでの釣果が目立ちます。
人間にとっては初夏の様な暑い気候ですが、バスにとっては5月らしいスローなアフター期の釣りでした。
ライトリグ中心の選手がいる中で、競技時間内でのエリアとルアーローテーション、大会の緊張感と自分との戦い、葛藤。
大会結果と入賞者によるレクチャーを通じて、得るものがありました。
有意義なスキルアップミーティング大会になりました。
これから適水温でルアーを良く追う季節になります。
出かけよう!フィールドへ!
当日の結果は以下の通り。
競技時間 7:00~11:00 天候 晴れ
開始時の水温:18.0℃、終了時の水温:22℃
参加人数 34名 ウエイン 10名 検量魚 16尾
(課題ルアーでのキャッチなし)
協賛:ルアーショップ おおの
<名前> ウエイト 時刻 <場所> <ルアー>
菱田選手 830g 7:05 ヨット池 スワンプクローラーネコリグ(スカッパノン)
富永選手 1080g 7:14 大江川札野 フリックシェイク4.8"NSワッキー(シークレットプラン)
濱島選手 1200g 7:20 ヨット池 パーティーワーム4"NS(Wメロン)
山本選手 640g 7:35 ヨット池 ゲーリースーパーグラブNS(Wメロンギル)
濱島選手 600g 7:40 ヨット池 パーティーワーム4"NS(Wメロン)
奥本選手 980g 7:45 牛池 ラバージグ+Wテールグラブ(ブラック&ブルー)
徳永選手 1060g 8:19 牛池 スワンプクローラーネコリグ(プロブルー)
池田選手 700g 8:20 ヨット池 ドライブシュリンプ3"DS(ゴーストシュリンプ)
加藤選手 970g 8:20 牛池 マドネスセブン4" ヘビーキャロ (Wメロン)
花井選手 910g 8:29 ヨット池 ポルティオNS(グリパンブルー)
花井選手 770g 8:58 ヨット池 ポルティオNS(グリパンブルー)
大矢選手 710g 9:10 大江川万寿 ベビーファットイカNS(浜ガッパ)
菱田選手 950g 9:15 牛池 カットテール4"ネコリグ(Wメロン)
池田選手 890g 10:00 ヨット池 ドライブシュリンプ3"DS(ゴーストシュリンプ)
花井選手 1040g 10:15 ヨット池 ポルティオNS(ワカサギ)
徳永選手 820g 10:45 ヨット池 スワンプクローラーネコリグ(プロブルー)
<上位入賞者のタックル>
花井選手
ロッド:ポイズンアドレナ264UL
リール:ヴァンキッシュ2500S
ライン:PE0.6号+フロロ4ポンド
ルアー:ポルティオNS(グリパンブルー)(ワカサギ)
徳永選手
ロッド:テクナGP65CLJ
リール:アルデバランXG
ライン:フロロ6ポンド
ルアー:スワンプクローラーネコリグ(プロブルー)
濱島選手
ロッド:ワイルドサイドWSS63ML
リール:イージス2506
ライン:フロロ 5LB
ルアー:パーティーワーム4"NS(Wメロン)
ウエイインされた3名の方に当日のメソッドをフィールドにて実践レクチャーいただきました。
今回のレクチャーはノーシンカーリグのキモ、スワンプクローラーのネコリグの操作がポイントで、キャスト後から巻き始めのラインの張り方やアクションの付け方の実演が見れて、参加の皆さんも真剣そのものでした。
■花井選手レクチャー
■徳永選手レクチャー
■濱島選手レクチャー
陸っぱりの同じ目線での糸さばき、ロッドアクションを近くで見る事ができ、とても参考になりました。
そして3名の方の使用タックルと春の大江フィールドに持参している一軍ルアーのタックルボックスを公開いただきました。
レクチャーいただいた入賞者の皆さん、ありがとうございました。
良いスキルアップミーティングになりました。
参加の皆さん、おつかれ様でした。