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ルアーショップおおの「NEWS」
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[お客様釣行記]サンパウロ 南出様御夫妻トロンベタス川釣行紀
ブラジル、サンパウロ在住の南出様からご夫婦でのトロンベタス川への釣行記を頂戴いたしましたので掲載させていただきます。


さて、今日は9月の上旬に釣行してきました、パラー州を流れるトロンベタス川での結果についてご報告したいと思います。

今回はブラジルで最も有名なプロフィッシャーマンの一人であるジョニーホフマンさんが主催するツアーに参加しての釣行となりましたが、ここは行くのに時間がかかりました。

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□参加者:赤い帽子がジョニーさん

サンパウロからマナウスにコマーシャル便で移動しホテルで一泊。
翌朝マナウスから小型チャーター機に乗って川の近くまで行った後、トラックの荷台に荷物と共に揺られること3時間弱。

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□トラックへの乗り換え

その後ボートに乗り換え小一時間移動して、ようやくロッジに到着することが出来ました。

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□ボートへ乗り換え

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□ロッジとその周辺

狙いは、この川のカショエイラポルテイラという滝の上流にしか生息していないと言われるトゥクナレチロルス。
加えてタライロンのサイズアップ。
そして敗戦続きの大ナマズを釣り上げることです。


トゥクナレと言いますと通常は川とは言いながらラゴと呼ばれる河跡湖や”これ流れてるの?”と思えるほど流れの緩いところで釣るのが普通ですが、この川は岩だらけの急流で、様相が他とは明らかに違います。

この流れの中に生息しているだけあって、チロルスは長さはそこまで大きくならないものの体高がある筋肉質で、同じ長さだったらトゥクナレの中で最も引きが強いと言われています。

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□チロルス:69㎝、13lb

今回は最大で69cm(13lb)を筆頭に、幸運にも10lbオーバーを数匹釣り上げ、その強い引きを堪能することが出来ました。

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□チロルス:66㎝、11lb

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□チロルス:64㎝、11lb

タライロンはといいますと、何匹かキャッチしたものの最大で73cmの10lbと、私のレコードと同サイズ止まり。
ファイトの最中は もっと大きく見えたのですが(笑)
先述のジョニーさんと、同行のウルグアイから遠征してきた釣り人が10kg。
つまり重さでいうと私の釣り上げた魚の2倍以上の魚を釣り上げましたので、可能性はあっただけに少し残念な結果でした。

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□タライロン:73㎝、10lb

そして大ナマズ。
やっとのことで妻がピララーラの10kg、私がジュンジアの8kg、また外道ですが妻が90cmを超えるカショーハをキャッチしましたが、狙っていた大ナマズ(40〜50kg以上)を膝に乗せる夢はまたもや果たせず。。。
アタリはこれまで以上に多くあったものの、アワセとともにライン切れ(ガイド曰く、ピラニアにかじられていた)したり、いつも通りのフックアップ不十分でのバラしが多発。

今回、ガイドからの一言で、ロッドがやわらかすぎてフッキングできていないことに、ようやく気付きました。
(実はテレスピレス川のガイドにも同じことをチラッと言われていました。)

日本のロッド×ブラジル仕様のナイロンライン×ブラジル仕様の極太フックでは、70m先の大ナマズのクチにフックアップするのに必要な力が十分に伝わらないようです。
これに気付いて、日本のマルチピースロッドのトップセクションを外して使ってようやくフッキングに持ち込めました。
ロッドもブラジル仕様のガチガチにするか、ラインをPE、フックをやや細い日本人がよく使っているものに変えるか。
いずれにしても、タックル全体のバランスをとることは、とても重要ですね。
ちょっと気づくのが遅すぎましたが。。。

でも、全体としては、ジョニーとも友達になれましたし、いい魚もつれたのでまあ良かったかと。
彼曰く、来年から、ロッジのすぐ側まで小型チャーター機で来れるようになるとのことでしたので、そうなるとアクセスも格段に良くなりますね。

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□ピララーラ:90㎝

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□ジュンジア:81cm、18lb

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□カショーハ:91cm、19lb

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□おまけ:ビックーダ

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□おまけ:マトリンシャン

次回は、11月上旬にマナウス近郊のムトゥカ川に、トゥクナレアスーを狙いに行ってきます。

タックルデータ:
□トゥクナレ、タライロン用タックル
・ロッド: ツララピメンタ、トランスセンデンスレイブル
・リール: ダイワジリオン、タトゥーラ、シマノメタニウムDC
・ライン: PEの40〜55lbにナイロンリーダー50〜60lb。
タライロン用には、その先に100lbのナイロンリーダーを15cm程度結束
・ヒットルアー: イマカツのタライロン、マリンスポーツのZ TOP115、
プロスライダー、inaプロチューン110が比較的大きいのが釣れたような気がします。
イマカツタライロンは、何故もう日本では生産・流通していないのか不思議になるほど、
ブラジルのほとんどの場所で本当に良く釣れるルアーだと思います。
□大ナマズ用タックル
・ロッド: ツララミヌアノ、キングオクトパスラウラウ
・リール: アベット
・ライン: ナイロンライン0.91mm(30号相当)


南出様ありがとうございました。
マルチピースのロッドのトップパーツを外しての釣果。
その場でアジャストしなければならないのは遠征ならでは。
タックルバランスは本当に難しいですね。
郷に入っては郷に従え・・・ですかね。

次回の釣行記も楽しみにしております。




by ls-ohno | 2018-10-19 18:37 | 海外で釣る:遠征で釣る
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