今回は、11月初めのムトゥカ川釣行についてご報告したいと思います。
ムトゥカ川は、昨年10月に釣行したジュマ川に比較的近いエリアにあり、行き方もほぼ同じ。
マナウスからネグロ川を横断した後、バスで3時間程移動、最後は小一時間かけてボートでポウサーダまで向かうという行程でした。
他の場所に比べれば、マナウス近郊と言ってもよくアクセスは楽です。
■ポウサーダ
今回の狙いは、大型のトゥクナレアスー。
昨年のジュマ川では76cm/14lbの自己レコードをキャッチしましたが、その報告(自慢?)をこちらの友人にしたところ、ほぼ同時期に
「ムトゥカ川で10kgが出た」「他にも良いサイズがたくさん釣れた」と写真を見せられ、昨年の内に今回の釣行を決めていました(笑)
■今回のメンバー
10月中旬には12kgのアスーが釣れたとの直前情報も入り、大きな期待を持って現地に入りました。
今回は先述の友人のグループに入れてもらっての釣行です。
メンバーの大半は日系人の方々ということで、片言ですが日本語を話す方も多くコミュニケーションも楽で助かりました。
釣果は、私が最大で77cm/15lbのアスーをキャッチ。
わずかですが自己記録を更新した他、70cm前後の10lbクラスを数匹キャッチ、妻も64cm/9lbを釣り上げて自己記録を大幅更新しました。
更におまけで、こちらではポポカと呼ばれるキクラモノクルスも自己記録を更新と、良い釣りをすることができました。
■アスー:77cm(15lb)
■アスー:71cm(10lb)
■アスー:67.5cm(10lb)
■パッカ:62.5cm(8lb)
■アスー:64cm(9lb)
■パッカ:60cm(6.5lb)
■ポポカ:44cm
ただ、最終日フックアップ後、何もできないままに締めたはずのドラグからギュルギュルと音を立ててラインを引き出し、最後は水中の木にラインを絡めて切っていった魚が2匹おり、キャッチできていれば”さらなる自己記録の更新ができていたのでは”と想像すると残念な気持ちも正直大きいです。
掛けるだけでなく、取り込む技術と戦略がないと”魚が大きくなればなる程取り逃がしてしまうことが多くなる”ということを痛感しました。
ルアーはスピナーベイトとフェザージグ。
写真を見ていただくと気付かれると思いますが、釣行したのはこちらの乾季の末期の当たり最も水位が低くなり、かつかなり濁りがきつくなります。
この時期のこの場所は、皆さんがトゥクナレ釣りでイメージされるトップウォータープラグではほぼ釣果は望めなってしまいますが、逆に上記のルアーに絞り込んで釣りができるので、迷いがなくなり釣りやすいとも言えます。
ちなみにこの川にはピラルクも生息しており、時折、呼吸に上がってくるので姿を確認できます。
ただし、エサ釣りが禁止な事もあり釣るのは相当難しいようでガイドもスレで引っかかってこたことが一度あるけど「まともに釣れたのを見た経験はない」と言っていました。
おまけで、たまたま見かけたナマケモノの写真もお送りします。
■ナマケモノ
■子ワニの集団
比較的アクセスが良くマナウス近郊と言えるとはいえ、そこはブラジルのアマゾン。
大自然が広がっており、日本では動物園でしか見ることのない野生動物が時折顔を見せてくれます。
〈タックル〉
・ロッド: ツララのピメンタ、モンキスのMX-6+、トランスセンデンスのレイブル
・リール: ダイワのジリオンとタトゥーラHD、シマノのメタニウムDC
・ライン:ヨツアミのPE4号にリーダー50〜60lb
・ルアー:デコントのスピナーベイト(サイズ6/0)、デプスのヒュージスピナーベイト、
YARAのキラージグ(17g)にトレーラー